ローマ法皇

ローマ教皇による気候変動への警鐘と市民の気候マーチinローマ!

2015.07.15

ローマ教皇フランシスコ、気候変動に警鐘

すでに日本でも大きく報道で取り上げられていますが、今年6月18日、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、道徳や教義への法王の立場を示す公文書「回勅」を発表し、環境問題に特化したその内容に大きな注目が集まりました。

回勅では、産業革命以降、人間が化石燃料を燃やすことによって二酸化炭素など温室効果ガスが大気中に蓄積してきていることが気候変動の最大の要因であることを示し、今、非常に悲劇的な気候変動の状況に直面している人類が、この気候の危機を回避するために重要な岐路に立っていることを伝えています。そして、人類がこの地球上に存続していくために、迅速かつ統一的な行動を起こすことを求めているのです。

フランシスコ教皇は、これまでにも「気候変動は人間の強欲と強奪が引き起こしたものだ」と繰り返し発言してきたことが伝えられています。今回、世界12億人のカトリック教徒に向けた「回勅」として発表されたことは、「気候変動は人間活動によるものではない」と懐疑的に考えている保守層に影響を与えると同時に、宗派を超えた共感を生み、COP21への合意に向けた大きなプレッシャーになっていくことでしょう。

世界中からローマに集まり気候マーチを開催

この回勅の発表から10日後の6月28日、カトリック教徒だけではなく、キリスト教徒ではない人々を含む市民社会の様々なグループが世界中からローマに集まり、ローマ教皇が発信したメッセージをたたえるマーチを行なっています。

ローマ教皇が発信した「One Earth, One Human Family」は、このマーチのメッセージとして掲げられました。「パリ合意」に向けた市民の連帯の環は広がっています。

6月28日に行なわれたローマでの気候マーチ 写真提供:350.org 

350.org 6月28日に行なわれたローマでの気候マーチ

http://gofossilfree.org/one-earth-one-human-family/