日本の南海上にあった熱帯低気圧が本日5日(月)台風14号へと発達しました。今度の名前はチャンホン。過去13個の台風は上陸せずに通り過ぎたり、温帯低気圧へ変わってしまったりでしたが、今度の14号の最新進路は?
台風14号の現在:10月8日
台風14号は2020年10月8日(木)午前9時現在、奄美大島の東海上にあって北へ15km/hで進んでいます。
ちょっと一生懸命自転車をこいでいるくらいの速度でしょうか。まだまだゆっくりです。
ー引用:気象庁HPより-
予報円もだいぶ小さくなってきたので進路も定まってきそうです。
上陸するかはまだ分かりませんが、進路にあたる地域の方は注意が必要です。
台風14号の最新情報や交通への影響はこちらの記事をどうぞ!!
台風14号(チャンホン)が発生しました!
2020年10月5日(月)午前9時ごろ、日本の南海上にあった熱帯低気圧が「台風」へと発達しました。
【台風14号 勢力強め北上 今週後半 列島に接近の恐れ】 https://t.co/V2AG8sTKPZ 台風14号(チャンホン)が5日午前9時に発生。今後、発達しながら北上し、「強い」..
— tenki.jp (@tenkijp) October 5, 2020
数日間秋晴れが続いていたので、「今頃に台風?」と思った方の多いのではないでしょうか。
でも、台風自体は12月でも発生しますし、日本へ影響を及ぼす台風は例年でも10月下旬くらいまではやって来たこともあります。
まだまだ注意、警戒が必要です。
今度の台風は日本の近海で台風に発達しており、勢力を強めながらの接近になりそうです。
今後の動きに注意しましょう!
日本へ上陸しない?!
ー引用:tenki.jpよりー
3日が過ぎ8日(木)の実況天気図です。予想天気図と若干の違いはありますが、概ね予想通りの気圧配置です。高気圧と台風の勢力予想はドンピシャでした(スゴイ!)。
北の高気圧はやはり強力で台風の進路を阻んでいますね。
秋雨前線は予想よりも東西に長く北に押し上げられまた、活動も活発になっているようです。
台風はここから急激に進路を北東に変え日本へ近づいてきます。上陸があるかないかギリギリのところみたいですが、たとえ上陸しなくても雨、風には十分な備えをしておきたいですね。
☟ここからは過去記事です。
ー引用:tenki.jpよりー
上記の天気図は10月8日(木)の予想天気図です。
台風も970hPaまで発達し、その東側には秋雨前線、そして日本海にはド~んと大きな高気圧があります。
それも1032hPaという大きな高気圧が予想されています。
長年、天気には興味があって天気図も見てきましたが、このような気圧配置と南北高低差のある図を見た記憶がありません。
大陸の移動性高気圧とオホーツク海高気圧がまるで一つに合体!したかのような高気圧です。
少し不気味ささえ覚えてしまいます。
そこに少し季節はずれの台風が挑んでいくような構図になっています。
個人的な見解ですが、この北の高気圧はかなり強力です。
台風がこの壁をぶち破って日本海方向に抜けるのはほぼ不可能かと思います。
今後の進路予想が気になります。
気象庁の進路予想!
気象庁からの発表は5日午前9時。
ー引用:気象庁HPよりー
◎中心気圧 998hPa
◎中心付近の最大風速 18m
◎最大瞬間風速 25m
現在は西にゆっくり進んでいます。
今後は台風進路の定番「徐々に進路を北に向けながら日本へ向かってくる予報」になっています。
ただ、まだまだ予報円が大きく、沖縄方面から東海~関東まで上陸を含め影響を受ける地域が定まっていないのが現状のようです。
もしかしたら急にドスライス(右にまがるゴルフ用語)して、上陸せずに東海上へ抜けて行く可能性もあります。
ここ1,2日の進路予報には注意していきたいですね。
米軍合同台風警戒センター(JTWC)
続いては精度を誇るアメリカの予報です。
ー引用:米軍合同台風警戒センターHPよりー
JWTCはハワイ州真珠湾に拠点を置く海軍基地にある、米国国防総省の機関で世界中の米軍に向けて気象情報を提供しています。
ホームページは特に制限されてはいないので一般の人も閲覧可能です。
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
南海上に赤〇でプロットされている雲画像が台風14号です。
では、詳しい情報をみてみましょう!
JWTCは気象庁と同じ5日間予報ですが、協定世界時間での表記なので日本時間に直すには+9時間にしてください。(UTC=日本時間+9時間)
ヨーロッパ中期予報センター
こちらはヨーロッパからの気象情報です。
雲画像ではなく気圧配置や風などが分かるようになっています。
ー引用 ECMWFよりー
この情報によれば日本の南にある「L」が台風14号ですね。
数日先(10/9)の予報図では、JWTCと同じく九州・四国地方へ接近する予報になっていました。
ー引用 ECMWFよりー
まだまだ定まらない進路です。
注意深く見守っていきたいと思います。
Windy
最後はおなじみWindyをみてみましょう。
その名の通り「風」の情報サイトなのですが、自動更新でどんどん変化していきますからボーっと眺めてるだけでも飽きません。
ただ、それが台風の情報だとやはり見入ってしまいます。
引用元:Windy.com
しっかり左巻きの渦が見えています。
これが台風14号の渦です。
▶︎をタップすると時間の経過を見ることができます。
Windyは自動更新機能付きなのが嬉しいですね。
台風の名前(チャンホン)
日本の台風には「台風何号」と「チャンホン」などの名前の二通りがあります。
その理由や意味についてはこちらの記事をご覧ください!
まとめ
【台風14号2020(チャンホン)発生!米軍やヨーロッパの進路予想や日本への影響は?!】についてまとめました。
進路や勢力が気になります。
最新の情報を入手して警戒してください!。
「知っとく、防災のすべて」でした。