台風20号が発生しました!2020年はまだ台風が日本に上陸していません。しかし11月に入っても南の海上では台風が発生発達しているのです。ウェザーニュースで台風20号(アッサニー)は日本接近予報か?
台風20号アッサニーのたまご
2020年は、まだ台風がひとつも日本に上陸していないのです!
これはいろいろな気象的「幸運」が重なった結果らしいのですが、日本の南の海上ではまだ台風は発生しているのです。
しかも、10月に入って7個目の台風発生は過去最多なのだとか!!
南の海上はまだ海面水温が高く、11月に入ってもまだまだ目が離せない状態です。
では、台風20号の気象庁の発表を見て見ましょう!
[引用元:気象庁]
夏に日本列島に張り出していた高気圧は南下しているので、台風19号は発達しながらフィリピンの東を西寄りに進んでいるので日本への影響は直接ありません。
そして台風20号が発生!
気象庁の予想では、台風19号と同じようにフィリピンの東に進む予想となっていますが、台風19号よりも日本へ近づく予想になっています。
台風20号は今後発達しながら北西に進む見込みで、進路によっては来週後半に沖縄の南へ近づく恐れがあります!
11月4日午前3時には「非常に強い」勢力に発達し、フィリピンの東に達する見通しです。
【今後の台風20号の予想】
・中心の気圧:935ヘクトパスカル
・中心付近の最大風速:50メートル
・最大瞬間風速:70メートル
Windy
Windyを見て見ましょう!!
引用元:Windy
こちらはECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)をモデルにしたもので「▶︎」をタップすると時間の経過が見ることができます。
11月5日(木)になると台風20号の渦が日本に近づいている様子が分かりますね。
実はWindyでは「GFS(アメリカ海洋大気庁(NOAA)の気象予測モデル」もみることができます。
台風20号を見てみるとECMWFモデルとは違う動きになっているのが分かります。
現在のところは、気象庁の予報と同じくフィリピンのフィリピンの東を西寄りに進むと予想されていますね。
これはどちらが正しいとか言うものでは無く、台風の予測は最新のコンピュータや気象衛星を駆使しても難しいと言うことだと思います。
それだけに、ECMWFやGFSの10日間予報は時間に経過とともに精度が落ちると言われています。
気象庁やアメリカ合同台風警報センター(JTWC)は5日間予報です。
このように、複数の気象予報を得て、命を守るために判断することが大事ですね。
Windyは風や雲の動きが視覚的にみることができるのが面白く、私はよく参考にしています。
自動更新付きなのでいつでも最新の予報が見れれるのも嬉しいですw。
アメリカ合同台風警報センター(JTWC)
【TY22WCONY】とある雲の塊が台風19号(コニー)になります。
赤い丸◯99Wというのが台風20号(アッサニー)のたまごです!
JTWCはハワイ州真珠湾海軍基地にある、アメリカ国防総省の機関で、名前の通りアメリカ軍に向けた気象情報機関ですが一般の人でも見ることができます。
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
台風の話題になると「米軍はなんて言ってるかな?」なんて話題になることも多いですね。
そんな時はこちらのJTWCを見て見てください!
画面右側から知りたい台風の名前「TC Warning Graphic」をクリックすると詳しい情報を見ることができます。
注意して欲しいのは「Zebra time(世界標準時)」表示なので、日本時間に直すには9時間足してください〜。
台風20号はまだたまご(熱帯低気圧)から台風になったばかりだからか、まだ情報が更新されていませんでした。
最新情報が入り次第お知らせします!
ヨーロッパ中期予報センターECMWF
米軍の予報と同じく、話題になるのがヨーロッパ中期予報ECMWFです!
ECMWFの台風20号の予想はかなり日本列島に接近予想ですね。
ECMWFはヨーロッパ地域の22か国が加盟する国際組織で作られ、スーパーコンピュータによる予報で「世界一の数値予報精度」と言われています。
もともとは気候に大きく左右される農業用を目的とされているので、中期予報が出されているのです。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報と同じく、世界中の気象予報の中でも信頼できる気象予報です!
ウェザーニュース
ウェザーニュースによると、台風20号は台風19号より北向きに進む可能性があるとのこと!
【台風20号発生】
10月29日(木)21時、カロリン諸島で発達中の熱帯低気圧が台風20号(アッサニー)になりました。今後は発達しながら西進するものの、台風19号に比べると北よりに進む可能性があり、11月2日(月)以降は予報円が大きくなっています。見解の変化に注意が必要です。https://t.co/MxVow77sic pic.twitter.com/eJ6NCWgeJR— ウェザーニュース (@wni_jp) October 29, 2020
台風20号 10月29日(木)21時
- 存在地域 カロリン諸島
- 移動 北 20 km/h
- 中心気圧 1000 hPa
- 最大風速 18 m/s
- 最大瞬間風速 25 m/s
私は、台風情報を見るとき「たまご(熱帯低気圧)」のときは米軍やヨーロッパ予報を見ますが、いよいよ日本に接近するとなると気象庁やウェザーニュースを確認します。
気象庁では「24時間以内に台風になる」と思われる熱帯低気圧を発表するので、それ以前の「たまご」の発表はありません。
しかし、台風が日本に接近し、災害が発生するおそれが出てきた場合には、実況と1時間後の推定位置を1時間毎の発表があり、アジア各国で参考にされるほど世界的にも信頼されている精度の高い情報なのです。
また、みなさんご存知のウェザーニューズ社は世界最大の民間気象会社です。
ピンポイントに予想される天気は多彩な場所で利用されていますよね。
当然なのかもしれませんが、私にとっては日本の天気は、気象庁やウェザーニュースが1番詳しくて分かりやすいです〜w。
台風20号はアッサニー (Atsani)
アジアで発生する台風には「アジア名」が付けられています。
台風20号の名前「アッサニー (Atsani)」はタイが提案した名称で、雷のことを意味する言葉だそうです。
日本ではこのアジア名と「台風何号」と言う番号方式があります。
台風の名前についてはこちらの記事をどうぞ。
まとめ
【台風20号2020最新進路予想!Windy米軍ヨーロッパは日本上陸予報?】をまとめました。
今後の台風20号の動きは気になりますね。
gotoを利用してのお出かけを予定している方も多いと思われるので、今後の台風情報には注意してくださいね!
最新の情報が入り次第、またお知らせします!!
「知っとく!防災のすべて」でした。