2020年台風8号(バービー)が発生しました!ヨーロッパやアメリカ(米軍)の予想や気象庁、ウェザーニュース、Windyの予想をまとめて見て見ましょう!沖縄・九州へ接近するのはいつ!?
台風8号(バービー)8月27日現在
8月27日、台風8号(バービー)は中国大陸で温帯低気圧に変わりました。
東シナ海から黄海を通り、朝鮮半島に大きな影響を与えるという珍しいコースをたどっていましたね。
続いて台風9号のたまご(熱帯低気圧)がフィリピンの東の海上で発生しました。
台風9号のたまご→台風9号(メイサーク)についてはこちらの記事をご覧ください。

今後、発生する台風がどのようなコースをたどるのかも注意が必要です。
台風8号(バービー)8月24日現在
台風8号の24日現在の動きを見てみましょう。
【24日(月)午後9時現在】
- 中心気圧:970ヘクトパスカル
- 中心付近の最大風速:35メートル
- 最大瞬間風速は50メートルとなっています。
台風8号の影響で沖縄本島地方は猛烈な雨に見舞われています。
沖縄気象台は今日24日(月)17時54分に渡嘉敷村で「50年に一度の記録的な大雨となっているところがある」と発表しました!
動きが遅いため大雨や暴風に警戒が必要です。
台風8号からの上昇気流により、東から張り出す太平洋高気圧の勢力が強まる予想になったことから、九州にはそれほど近づかず朝鮮半島の西に進む可能性が高くなっています!!
また、25日(火)は日本海側でフェーン現象が発生し気温が上昇する見込みで、最高気温が35℃以上の猛暑日となるところがあります!!
明日25日(火)は東シナ海を北上する台風8号の影響で、西日本を中心に南よりの風が強まってきます。日本海側は風が山越えとなり、フェーン現象が発生、気温が上昇する見込みです。https://t.co/9tgfMqYZcX pic.twitter.com/LK1iQfE8TO
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 24, 2020

台風8号(バービー)8月22日現在
8月22日午前9時ごろ台風8号が発生しました!

22日(土)午後9時現在、久米島の西南西320キロにあり、時速15キロで北へ進んでいます。
時速15キロと聞いてもピンときませんが、ママチャリを一生懸命漕いだくらいだと思ってください。
そのスピードで北上しながら急速に勢力を強め、明日には「非常に強い勢力」になる予想です。
【22日(土)午後9時現在の台風8号】
- 中心気圧:990ヘクトパスカル
- 中心付近の最大風速:30メートル
- 最大瞬間風速は:40メートル
すでに石垣島などは強風域に入り、瞬間的に30m/s以上の風を観測しています。
また、台風の動きが遅いため、23日(日)から24日(月)にかけて沖縄は荒天が続く見込みです!!
では今後の動きはどうなるのでしょう?
- 24日(月)の朝から昼前:沖縄本島地方に最も近づく
- 26日(水):九州に最も近づく
見込みです!!
予報円はまだ大きいのですが、最も東進路を辿ると、九州にかなり接近すると事になります。
今後の台風の動きに注意してください!
世界各国の予想!
台風8号(バービー)の世界各国の気象機関による予想はこちらです!

多くの国は気象庁の予想と同じく、沖縄本島地方から九州の西の会場を北上する予想になっていますね。
では世界の気象情報から台風8号(バービー)のたまご最新進路情報を見て見ましょう!
日本気象庁
日本気象協会公式の天気予報専門メディア「tenki.jp」を見てみましょう!
【台風8号 先島諸島が暴風域に】 https://t.co/Nv2YEEnwgH 台風8号は22日午後6時現在、石垣島の北西約70kmを1時間に15キロの速さで北..
— tenki.jp (@tenkijp) August 22, 2020
「台風」の情報があると突然台風が出現したように思いますが、それ以前に「台風のたまご」の存在があります。
台風の「たまご」と呼ばれるのは赤道近くの温度の高い海で生まれた「熱帯低気圧」のことです。
この熱帯低気圧が26度以上の海水温で発達し、次第に勢力が強くなり最大風速(さいだいふうそく)約17m/秒を超えると「台風」と呼ばれます。
現在、南の海の海水温は30度以上あり、そこで台風8号は暖かい湿った空気を吸い上げて勢力を強めます。

引用元:気象庁
米軍合同台風警戒センター(JTWC)
「米軍合同台風警戒センター(JTWC)」の情報をみてみましょう!
こちらはアメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関で、アメリカ軍のためのものですが、一般の人もアクセスすることが出来ます。


引用元:JTWC
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
JTWCは通常6時間おきに情報を発表しています。時差があるのでプラス9時間をして見てくださいね!
ちなみにこの台風は、米軍にとっては9号となります。
「台風」の認定はそれぞれの国の専門家が独自に判断するので「日本では台風ではない」「アメリカでは台風」というズレが生じる事があるのだそうです。
ヨーロッパ中期予報(ECMWF)
ヨーロッパ中期予報(ECMWF)はスーパーコンピュータによる予報で「世界一の数値予報精度」と言われています。
24日(月)の予報を見て見ましょう!

引用元:ECMWF
緑色が濃いほど勢力が強くなります。
ECMWFは10日間予報なので時間が経つにつれ精度が落ちてきます。
台風の予測で利用することが多いECMWFですが、ヨーロッパなどでは本来、農業用に利用することを目的に作られたのだとか。
なので中期予報なのでしょうね。
ウェザーニュース
日本の気象情報会社の株式会社ウェザーニューズのウェザーニュース台風情報を見て見ましょう!
【台風情報】22日(土)21時現在、台風8号(バービー)は沖縄・久米島の西南西の海上を北上しています。台風は急速に発達しており、暴風域が出現しました。台風の動きは遅いため、明日23日(日)から24日(月)にかけて沖縄では荒天が続く予想です。https://t.co/qqdDwQCzL7 pic.twitter.com/nW1Nz8KZSI
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 22, 2020
台風はご存知の通り積乱雲が幾重にも重なって、渦をまきながら大きな雲の塊になります。
実は台風は台風自身で動くことは出来ません。
偏西風などの風に乗って北上してくるのですが、太平洋高気圧が日本列島に張り出していると、その太平洋高気圧の縁に沿って台風は北上する事になり、日本列島に近づけません。
反対に太平洋高気圧の張り出しの勢力が弱くなると、台風が日本列島に上陸する恐れがあるのです。
来週からこの太平洋高気圧が弱まる予想になっていますので、注意が必要です。
Windy
WindyはECMWFをモデルにしていて、天気予報を視覚的に捉えられることができるツールで、パイロットや政府機関でも利用されています。
風の動きだけでなく、雲の動きや波などが可視化できるので分かりやすく、見ていても飽きません。
引用元:Windy
Windyでも来週月曜日に、その後火曜から水曜にかけて九州に接近する予測になっています。
波のうねりも大きくなるので船舶などは充分に注意してください!
バービーの名前の由来
日本の台風には「台風何号」という番号と「名前」の2つがあります。
これは番号方式とリスト方式による物なのですが、なぜ2つの名前が付けられるのか不思議に思ったことはありませんか?
気になる方は是非、こちらの記事を見て見てください!

さて、台風8号は「バービー」という名前です!
これはベトナムの言葉で「ベトナム北部の山の名前」を意味します。
「バービー」というので、アメリカの着せ替え人形を思い浮かべましたが、人形の名前ではありませんでしたw。
あ、こちらのバービーさんもいましたね!
横に並んだモデルの冨永愛さんと
フォーリンラブのバービーさんを見て一言。「共通点肺呼吸だけやん!」 pic.twitter.com/0xNKyCpqzd
— フット後藤のツッコミ名言 (@gotou_meigen) August 16, 2020
人形やバービーさんはかわいいですが、台風はそうはいきません!
ヨーロッパ中期予報(ECMWF)やアメリカ(米軍JTWC)の予想、Windyでも、急速に発達しながら沖縄本島地方・九州に最も近づく予想になっています。
台風8号の最新情報に注意してください!!
まとめ
【台風8号2020最新進路情報!ヨーロッパ・米軍・Wendyの九州接近予想はいつ?】をまとめました。
今後の台風8号(バービー)の最新情報に注意してください!
「知っとく!防災のすべて」でした。