ふたご座流星群による流星が観察できる2020年12月13日!見える方角や流星のピーク時間はいつなのでしょう?空の暗い場所で観察するのが一番なのですが、今回は新月と重なり観測には最高な条件になりそうです!
ふたご座流星群とは
ふたご座流星群は「三大流星群」のひとつです!
*三大流星群*
しぶんぎ座流星群(1月)・ペルセウス座流星群(8月)・ふたご座流星群(12月)
流星は、宇宙空間にあるチリが地球の大気に飛び込んできた時に、高温になって光を放ったものです。
ふたご座流星群のチリの元は小惑星フェートン(ファエトン)という惑星です。
小惑星フェートンの軌道上に放出したチリが密集していて、その軌道に地球が差し掛かるとチリの粒が地球の大気に飛び込んでくるので流星が観測できるのです。
地球が小惑星フェートンの軌道を横切るのは毎年ほぼ決まっているために、特定の時期にふたご座流星群が出現するのです。
「ふたご座流星群」と呼ばれるのは、流星がふたご座のある1点から放射状に飛び出すように見えるためにそう呼ばれます。
ちなみに、この小惑星フェートンは2093年12月14日に地球から0.0194天文単位(291万 km)まで接近すると予測されていて、地球に衝突する可能性が大きいと言われている小惑星なのです。
ふたご座流星群2020はいつ?
ふたご座流星群は毎年、多くの流星が見られる事で有名です。
条件の良い時で、観測に慣れている人だと1時間に100個程度の流星を数えることもあるそうですから、専門家でなくても楽しむことができる流星群です。
一般的な出現時期は12月4日〜12月17日ごろ。
/
2020年のふたご座流星群の活動は12月14日に極大を迎えると予想されています。
\
しかも、2020年は日本で観察しやすい時間帯で、また、15日が新月なので流星最大の敵(?)である月明かりがありません!
2020年のこの機会を逃す事なく「ふたご座流星群」の観察をしたいですね。
ふたご座流星群2020のピーク時間は?
2020年のふたご座流星群の極大時刻は12月14日(月)午前10時頃です。
そう、ふたご座流星群のピークは日本時間では昼間になります。
観察のチャンスは13日の宵から14日(月)の明け方ごろが良いでしょう。
【ふたご座流星群見頃の時間帯候補】
- 第1候補:13日(日)午後9時頃〜14日日の出まで
- 第2候補:14日(月)午後9時頃〜15日日の出まで
- 第3候補:12日(土)午後9時頃〜13日日の出まで
2020年はラッキーな事に12月15日(火)が新月で、流星の観測の最大の敵である月明かりがありません!
電波を使って流星を分析する「流星電波観測国際プロジェクト」でも2020年は「好条件」と分析していますよ〜。
放射点を中心に放射状に流星が出現するので、広く空が見渡せる場所で観測するといいです!!
国立天文台によると第1候補の日だと『最大で1時間あたり55個前後』は出現するだろうとのことです!
しっかりと防寒対策をして流星観察をするのはもちろんですが、何気なく夜空を見上げた時に流れ星を見られる可能性も高いですね。
ふたご座流星群2020の方角は?
ふたご座流星群の流星を観るには、どの方角を見ていればいいのでしょう?
ふたご座流星群の放射点はふたご座のカストルの付近になりますが、流星は空一面に出現します。
なので、流星の出現位置という意味では「どこの方角でも大丈夫」ですw。
ただ、流星を観察するのに1番の敵は「明かり」「光」です。
新月で月明かりはありませんが、街灯や市街地の明かりが目に入らないように、光を背にして観測しましょう。
ふたご座流星群の関東おすすめスポット
関東でふたご座流星群を観測するおすすめスポットを探して見ました!
観測ツアーもあるので、そちらを利用するのもいいかもしれません。
城ヶ島
「城ヶ島」などは天体観測には絶好のスポットです。
この他、都心でも近場の公園などでも意外に光が遮れる場所があります。
遠出するのはちょっと、と言う方も、近隣の公園や高台などでも充分に観測できると思います。
以前、私はベランダからでも流星を観ることができました!
ふたご座流星群:大阪おすすめすスポット
長居公園
長居公園〒546-0034 大阪府大阪市東住吉区長居公園1−1
TEL 06-6694-9007
この他、大阪でも近場の公園などでも意外に光が遮れる場所があります。
同じく、遠出するのはちょっと、と言う方も近隣の公園や高台などでも充分に観測できると思われます。
ふたご座流星群2020の天気は?
ピーク当日の天気は?
3大流星群のひとつ「ふたご座流星群」 来週末活動ピークに(ウェザーニュース) https://t.co/VznftEad3T pic.twitter.com/RMsQiagKYH
— 返信注意 リプ返注意 BOT 自動ツイート垢 (@splatoonCH) December 6, 2020
13日(日)から14日(月)頃は上空の気圧の谷が日本付近を通過し、低気圧が発達しながら日本付近を進む可能性があります。
日本海側では雪や雨の降る可能性が高く、流星観測は難しくなる可能性が高く、西日本・東日本の太平洋側では冬型の気圧配置となれば晴れる可能性があります。
【週間天気】この先1週間の天気のポイント
・関東は週末にかけて雲が優勢
・週明け以降、冬の嵐と真冬の寒さ
・ふたご座流星群が見頃に
▼詳しくはこちら▼https://t.co/LgRxcb6w02 pic.twitter.com/jmXn7FdDRS— ウェザーニュース (@wni_jp) December 8, 2020
天気予報は変わる可能性がありますので、当日の天気予報を確認してくださいね!
ふたご座流星群:windy
台風の予報の時によく利用するWindyでは「風の動き」や「雲」の動きも可視化できます。
▶︎をクリックして、ふたご座流星群の観測できる時間や場所を予測するのに参考にして見てください。
ふたご座流星群の観測時の注意点
12月の夜は思った以上に冷え込みます!防寒対策は充分すぎるくらいにしましょう。
- 暖かい飲み物を用意する
- トイレの場所を確認しておく
- 私有地への無断立ち入りはしない
- 大声は出さない
- ゴミは持ち帰る
- お子様から目を離さないように注意する
- 新型ウイルスの感染対策をする
などなど、注意してふたご座流星群の観測を楽しみましょう!
まとめ
【ふたご座流星群2020方角やピーク時間はいつ?新月で観測には最高すぎる!】をまとめました。
寒さ対策を充分にして、安全に安心に「ふたご座流星群」の観測を楽しみましょう!
「知っとく!防災のすべて」でした。