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黄砂

黄砂はいつからいつまで続く?最新情報や飛んでくる日を知る方法は意外に多い!

毎年、春になると飛んでくる黄砂。アレルギー症状や喘息の症状を悪化させ、車や洗濯物にも影響があります。黄砂がいつからいつまで続くのか分かればその対策もできます!最新情報を知る方法と飛んでくるピーク月を調査!

黄砂とは?

春になるとやってくる「黄砂」の正体は何なのでしょう?

黄砂は中国大陸にあるタクラマカン砂漠などで巻き上げられた砂が、偏西風に乗って日本に飛来する現象のことです。

「砂」というので「砂」というイメージが強いと思いますが、黄砂は砂よりもっと粒が小さいです。

大きい粒子は日本にくる前に途中で落下してしまうので、日本に来るのは平均4μmの粒子です。

4μmてどれくらいなの?

μmは0,001mm

では、大気中に浮遊する粒子の大きさを比べて見ましょう!

杉花粉(30〜40μm)黄砂(4μm)PM2.5(2,5μm)

の順に粒径は小さくなります。

杉花粉がバランスボールの大きさだとすると、黄砂はソフトボール、PM2.5はパチンコ玉の大きさになります!

ちなみに赤血球が7〜8μmなので、それ以下の粒子は肺から体内に取り込まれやすくなるのです。

黄砂2021が凄すぎる!

毎年、春になると黄砂の影響で視界が真っ白になり、いつもなら見える山並みや遠いビルも白く霞んで見えなくなることがあります(煙霧)。

世界が白くなるだけならいいのですが、黄砂はそのまま降り落ちてくるので、車や洗濯物に付着して困るだけでなく、呼吸器アレルギー症状にも影響を及ぼす恐れがあります。

黄砂は、アレルギー性鼻炎、結膜炎、喘息がある人は喘息発作が起きるなど、症状を悪化させることが分かっていますので注意が必要です。

 

黄砂はどこからくるの?

黄砂は中国やモンゴルからやってきます!

2021年は例年、黄砂を観測しない遠い北海道までやってきているんですよね。

なぜ、2021年は黄砂がこんなに日本列島にやってくるのでしょう?

実は、3月25日すぎから中国大陸のゴビ砂漠付近で低気圧が急激に発達し、この影響で大量の砂が巻き上げられたのです。

これが黄砂なのですが、その後、黄砂は偏西風上空の風に乗って日本付近に行ってきました。

3月30日に東日本で午前中に観測があったのは新潟のみでしたが、14時37分に東京で、58分に名古屋で黄砂が観測されました。

 

風に乗って砂が飛んでくるんだね

そうなのです。

黄砂と偏西風の関係は切り離せないことが分かります。

2021年3月30日は、気象庁が観測を発表しているほぼ全地点で黄砂が観測されたことになりますので、日本中を黄砂が覆っている状態になりました。

 

【黄砂観測地点】

画像引用元:気象庁HP

 

東京で効果が観察されるのは2011年5月3日以来10年ぶりのことで、観測場所が虎ノ門に移転してから初めてなのだとか。

また、遠い北海道でも黄砂が観測されたのは、北海道の北に低気圧が進んで南寄りの風が吹き、この風に乗って北海道まで黄砂がやってきたのです。

ちなみに「気象用語」では黄砂と呼びますが季語では「黄塵(こうじん)」「霾(つちふる)」といい、平安時代から飛んでいたと言われています。

黄砂2021はいつまで続く?

さて、黄砂はいつまで続くのでしょうか?

気象庁の『黄砂情報』では6時間ごとに3日先までの予想を動画で見ることができます。

2021年3月末の黄砂情報を参考に見て見ましょう!

 

【3月30日午前9時】

 

【3月31日21時】

【4月1日】

■気象庁「黄砂情報」はこちらです。

 

徐々に黄砂の影響がなくなって行くことが分かります。

このように黄砂の最新情報を知ることで「あ、明日は洗濯物は外に干すのを止めよう」とか「車にはシートをかけておいた方がいいな」など予定しやすいですね。

また、黄砂はpm2.5と共に飛来してくると思われるので、アレルギー症状や喘息などをお持ちの方はより注意することができます。

マスクなどの黄砂対策も忘れないようにしましょう!

黄砂が日本に飛んでくる月は?

黄砂がくるのは「春」というイメージが強いですが、日本に黄砂がくるのは何月が多いのでしょう?

例年、黄砂は7月・8月・9月に観測されたことはありません。

【月別黄砂観測日数平均値】

引用元画像:気象庁 HPより

 

過去の観測によると4月に黄砂が観測されることが一番多いのが分かります。

黄砂の原因の中国大陸のゴビ砂漠付近で砂嵐が発生するのは、2月から5月で、この付近が冬の時期は地域全体を高気圧が覆っているので強い風が吹くことはありません。

春になると強い風が吹き、それが偏西風に乗って日本にやってくるのです。

4月は黄砂に要注意月になりますねっ!!

気象衛星ひまわりで黄砂を見る!

日本の気象衛星ひまわりはとても優秀です!

台風の発生から進路予想など、日本の気象情報が世界的に認められているのは、この気象衛星ひまわりがあるからです。

現在「ひまわり黄砂監視画像」も見ることができます。

画像引用元:気象庁黄砂情報

 

こちらは気象衛星ひまわりの「ダスト画像」です。

分厚い雲なども表示されているので少し分かりにくいですが、ピンク色になっているのが「黄砂」になります。

表示時刻もボタン操作やプルダウンメニューで切り替えることができるので面白いですよ〜。

気象庁ひまわり黄砂監視画像はこちらからどうぞ。

ウェザーニュースで黄砂情報を見る!

みなさん良くご存知の株式会社ウェザーニューズは世界最大の日本の民間気象情報会社です!

もちろん、ウェザーニュースでもTwitterやホームページで黄砂の情報を発表されますので、常にチャックしておくのもいいでしょう!

windyで風の動きを見る?

台風情報を知るときに良く利用されるのがwindy.comです。

こちらの気象予報データは

  • アメリカ国立気象局(NWS
  • ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF
  • バーゼル大学とアメリカ海洋大気庁(NOAA
  • 国立環境予報センター(CEP

の情報を駆使してアニメーションのように、風・温度・湿度・気圧雲底・海水温・波の高さまで見ることができる優れものです。

黄砂の飛来情報はありませんが、風の動きを見ることができるので参考になるかも知れません。

画像引用元:Windy.com

windyは自動更新されるので常に新しい情報を見ることができます。

そのうちwindyで黄砂予報が見ることができるようになるといいですよね〜。

まとめ

【黄砂はいつからいつまで続く?最新情報を見る方法と飛んでくるピーク月を知ろう!】をまとめました。

例年、日本に黄砂が飛来するのは3月〜4月がピークになります。

最新情報は気象庁が発表する「黄砂情報」を参考にするといいですね。

気象衛星ひまわりの衛生画像も見ることができるのがいいです!

もちろん、各局の天気予報やウェザーニュースなども参考にされることをお勧めします。

こちらの記事も参考にしてください!

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