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爆弾低気圧で頭痛やめまいが起きるのは何故?気象病の対処法と注意点!

爆弾低気圧や台風が近づくと頭痛やめまいが起きるのは何故でしょう?気圧の変化で起きる頭痛やめまいは気象病という病気です!今回は気象病・天気痛の対象法や注意点をご紹介します!

爆弾低気圧とは

爆弾低気圧とは短時間に急発達した温帯低気圧のことを”爆弾低気圧”と言います。

ただ、爆弾低気圧は気象専門用語ではありません。

慣例的にそう呼ばれていて、その定義もはっきりと定まっていないのだそうです。

中心気圧が24時間で24hPaを超える急速な気圧低下を示す温帯低気圧を「爆弾低気圧」として定義していますが、あくまでも目安なのだそうです。


爆弾低気圧は熱帯低気圧(台風)とは違い、暖気と寒気の関係で発達するので、陸上でも海上でも発達することができます。

また、温帯低気圧には風速に関する決まりがないので、台風なみに風速が強くても「温帯低気圧」と言われるだけなのです。

私たちは「台風」が接近すると聞けば用心するのですが「温帯低気圧」だけでは大したことではないと思いがちかもしれません。

しかし、近年「爆弾低気圧」による被害が多発しています。爆弾低気圧は台風と等しく、あるいはそれ以上に怖い気象現象なのです。

暴風雪や高波による被害や停電などに注意が必要です。

爆弾低気圧で頭痛・めまいが起きるのは何故?

雨が降る前や低気圧が近づくと、頭痛やめまいが起きたり、古傷や関節が傷んだりしませんか?

特に台風や爆弾低気圧の通過前や通過中はひどい症状に悩まされる人も多いようです。

これは”気象病”と呼ばれ近年、病名として認知されつつあります。

気象病の中でも痛みを伴うものを「天気痛」と呼びます。

天気痛は晴れや雨などの天気の変化だけでなく、湿度や気温の他に気圧の変化も大きく関係していると言われています。

ウェザーニュースによると「気圧の変化が通常のパターンからズレた時」に天気痛を感じる人が多いことが検証の結果わかっているそうです。

人は肌で気温や湿度を「暑い・寒い」「湿っている・乾燥している」と体感から感じることができますが、気圧の変化についてはなかなか分かりません。

その気圧が大きく変化する傾きが大きくなればなるほど天気痛の発症リスクが高まるのです。

つまり台風や爆弾低気圧が近づいてきたり通過する際は”通常のパターン”以上の気圧の変化が起こるので頭痛やめまい、関節痛の天気痛が発症するのです。

ウェザーニュースでは気圧や気温、気象状況の変化から気象痛が出やすいタイミングを予想した「全国の天気痛予報」を天気予報と同じように公開しているので参考にしてみるのもいいかもしれません。

「あぁ、頭が痛いのは低気圧が通過しているからだな」と分かるだけでも少し楽になるかもしれませんね。

 

爆弾低気圧と体調の関係

気象病の引き金になるのが気圧の低下です。

私たちの耳の奥には平衡感覚を司る「内耳」があり、ここで気圧の変化を感知して脳に信号を送っています。

本来、そのセンサーは気圧の変化に体を順応させるために働いていますが、自律神経の乱れやすい人の場合、そのセンサーからの信号を受けて脳が混乱してしまう場合があるそうです。

平衡感覚を維持するためには内耳からの情報と視覚の情報が一致しなければいけません。

しかし、急激な気圧の変化を受けて、内耳と視覚の情報にズレが生じて脳が混乱し、交感神経が興奮します。

その結果、めまいや頭痛という症状が起こるのです。

気象病の予防法

爆弾低気圧や台風が接近してきた時に起きる気象病の予防方法をご紹介します。

自律神経を整える

普段から生活リズムを整えておきましょう。

朝食をしっかりとり、適度な運動や睡眠をしっかり取ることをお勧めします。

朝は熱め(42℃)のシャワーを浴び(交感神経を優位に)夜はゆっくりぬるめ(38~40℃位)の湯船に浸かる(副交感神経を優位に)と良いそうです。

耳の回りの血行をよくする

耳のマッサージも効果的です。

血流が悪くなると内耳のリンパ液も滞り、めまいや頭痛の引き金になります。マッサージは血流を良くし、リンパ液の流れもよくするのです。

【おすすめのマッサージ方法】

  1. 耳を軽くつまみ、上・下・横に5秒ずつ引っ張る
  2. そのまま軽く引っ張りながら、後ろに向かってゆっ くり5回まわす
  3. 耳を包むように折り曲げ5秒キープ
  4. 耳全体を掌で覆って、ゆっくり円描くように後ろに向かって5回まわす

ただし、偏頭痛の人はマッサージや入浴は血管が拡張して逆効果になります!そんな時は首の後ろや額を冷やすと良いそうです!

気圧の変化を知る

自信がどんなタイミングで症状が出るのか、悪化するのかを知ることが大切です。これから体調の変化が起きることが分かっていれば、体調を整えたり薬を飲むタイミングを図ることができます。

上記でもご紹介したウェザーニュースの全国の天気痛予報を上手に利用するといいですね。

まとめ

【爆弾低気圧で頭痛やめまいが起きるのは何故?気象病の対処法と注意点!】をまとめました。

12月は忙しい月ですが、秋から冬にかけての気圧の変化が大きくなる時期で、爆弾低気圧が発生する季節です。低気圧の接近、通過に伴って症状が現れる病気を気象病と言われます。

普段から自律神経を整えることを心がけて生活しましょう。また、事前に気圧の変化を知ることで心構えや薬を飲むタイミングを知ることができるのです。

参考元:京浜保健衛生協会「気象病に備える」