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木枯らし1号2020が東京関東に吹く条件は?風速や気温と注意点も!

木枯らし1号」が吹くと冬の到来を感じます。でもそもそも「木枯らし1号」とは何なのでしょう?2020年の木枯らし1号が東京に吹くのはいつなのか?その条件や風速や気温と木枯らしが吹いた時の注意点も確認しておきましょう!

木枯らし1号

秋も深まり、朝晩の冷え込みも一層強まってきました。

 

そろそろ木枯らし1号が吹く季節だね!

 

晩秋から初冬にかけて、木の葉を吹き散らす北よりの冷たい強風を木枯らしと言い、凩とも書きます。

なんて言ってみたものの「木枯らし1号」とは何なのでしょう?

 

北風がピュ〜ピュ〜吹けば「木枯らし」で、その年の最初に吹く「北風」を「木枯らし1号」と呼ぶ!?と勝手に思い込んでいる私です。

1号があるからには2号もあるのかな?

 

そこで「木枯らし1号」について調べてみることにしました!

木枯らし1号は東京地方と近畿地方しか吹かない?

驚いたことに「木枯らし1号」は東京地方と近畿地方にしか無いのだそうです!

いや、「無い」のではなく「木枯らし1号が吹いた」という発表が近畿地方と島嶼部を除く東京都(東京地方)だけにしか無いのです。

 

実はこの「木枯らし1号に関する気象庁からの発表」は「木枯らし1号」についての問い合わせが多いので、サービスとして発表しているそうです。

 

春一番や台風情報とは違い、防災の観点からではなく、あくまでも「サービス情報」なのだとか。

サービス情報なので、人口が多くそこに住む人々の話題にのぼることなどから東京地方と近畿地方にだけ「木枯らし1号」が吹いたと発表されるのだそうです!

 

では、木枯らしの定義は何なのでしょう?

「晩秋から初冬にかけて吹く、初めての北寄りのやや強い風」

なのですが「木枯らしの条件」は東京地方と近畿地方では少し違いがあります。

 

東京の木枯らし1号の条件

東京においての木枯らしの条件は

1 期間は10月半ばから11月末までの間に限る。

2 気圧配置が西高東低の冬型となって、季節風が吹くこと。

3 東京における風向が西北西~北である。

4 東京における最大風速が、おおむね風力5(風速8m/s)以上である。

 

大阪の木枯らし1号の条件

大阪においての木枯らしの条件は

1 期間 霜降(10月23日ごろ)~冬至(12月22日ごろ)まで。

2 気圧配置 西高東低の冬型の気圧配置。

3 風向・風速 北よりの風が吹き、最大風速8m/s以上

 

どちらも気圧配置が西高東低最大風速が8m/s以上なのは同じですね。

大きく違うのは「期間」です。

 

東京地方では11月末までに吹かないと「木枯らし1号」とは呼びません。

12月に入ってしまうと「木枯らし」とは言わないのです!

 

そうなると「木枯らし1号」が吹かなかった年もあるわけで、観測史上、東京地方で「木枯らし1号」が吹かなかったのは発生しなかった年は、1959年、1962年、1977年、1979年、2018年、2019年の6回あるそうです。

また、2018年と2019年の2年連続で、東京地方に木枯らし1号が吹かなかったのは初めてのこと。

暖冬と呼ばれていたと記憶しています。

西高東低の気圧配置とは

木枯らし1号の条件のひとつである「西高東低」の気圧配置とは、その名の通り

  • 西に高気圧
  • 東に低気圧

がある気圧配置のことです。

引用元:ウェザーニュース

 

西高東低の気圧配置は「冬の気圧配置」と言われ日本では厳しい寒さになります。

これは、寒い地域で発達した高気圧から東の低気圧に向かって空気が流れるので、間に位置している日本に、冷たい北風が吹くためです。

 

風速8m/s以上とは?

「木枯らし1号」は最大風速8m/s以上の場合、と述べましたが、実は「春一番」も最大風速8m/s以上の場合に発表されます。

では、最大風速8m/s以上とはどのくらいの風なのでしょう?

  • 葉のある灌木がゆれはじめる。
  • 池や沼の水面に波頭がたつ。

くらいの風だそうです。

台風情報での風速に比べれば「大したことない」風速に感じますが、「木枯らし」はとにかく風が冷たいですよね。

これから冬が本格的に始まると思うと、台風とは違った意味で風の強さを感じます。

木枯らし1号の注意点

先ほども述べましたが「木枯らし1号」と呼ぶには条件がありました。

なので「木枯らし1号」が吹いても吹かなくても冬は訪れるわけです。

 

冬型の気圧配置「西高東低」では、気圧の低い東に向かって風が流れ込みま、北からの冷たい風が日本列島に吹き付けるのです。

 

引用元:ウェザーニュース

 

その為、日本海側では海から湿った空気を蓄え、雲が発達します。

冬に日本海側で多く雪が降るのはこの為ですね。

このように積乱雲が発達して大雪を降らせ、災害を起こすことも少なくありません。

 

日本海側で雪や雨を降らせた空気は「乾燥」した状態で太平洋側にやってきます。

冬に、太平洋側が乾燥するのはこの為で、晴れの日が続き火災が発生しやすくなります。

 

このように西高東低の気圧配置になったと、まず最初に知らせてくれるのが「木枯らし1号」なのです。

もちろん、木枯らし2号、木枯らし3号とあるのですが、気象庁が発表するのは「1号」だけです。

 

サービスなので仕方ありませんw。

 

「木枯らし1号」のニュースを聞いたら、「雪」「乾燥」など災害への注意をもう一度確認しましょう。

雪に関するニュースをこまめにチェックして、雪下ろしなど対策を考えたり、乾燥対策や火の元の管理を徹底するなどしておくと良いですね。

木枯らし1号2020東京地方はいつ?

さて2020年の「木枯らし1号」はいつ頃吹くのでしょう?

近畿大阪地方

近畿地方では2020年10月23日に木枯らし1号が吹きました。

去年に比べると12日早い木枯らし1号だそうですが、近畿大阪地方の「木枯らし1号」の定義では「霜降(10月23日ごろ)」ですから、これより早い「木枯らし1号」はありません。

 

 

東京地方

では、東京地方の「木枯らし1号」はいつ吹くのでしょう?

近畿地方で「木枯らし1号」が吹き、冬型の気圧配置「西高東低」が頻発することになるので、いつ「木枯らし1号」が吹いてもおかしくありません。

2年連続「木枯らし1号」が吹かなかった東京地方も、2020年は吹く可能性が高いようですね!

 

関東地方から日本海側に転勤になった友人は「雪」に慣れておらず、一夜にして自分の車が雪に埋もれた姿をみて「泣いた」そうです。

このように慣れない場所や地域ではもちろんのこと、「木枯らし1号」のニュースを聞いたら気象情報を常にチェックしておくように心がけましょう。

早め早めに大雪や乾燥対策などをしましょう!

windy!

台風が来たときに、私がよく利用するのがWindy.comというサイトです。

こちらのサイトは風や雲の動きを視覚的に捉えることができるので、とても分かりやすいし面白いです!


▶︎マークで時間の経過をみることができます。

またこちらのサイトは自動更新されるので、常に新い情報が確認できるのが便利で嬉しいです。

風の流れはいつまで見ていても飽きないのですが、「木枯らし」や「雲の動き」などを参考に防災に役立てて下さいね!

まとめ

【木枯らし1号2020が東京関東に吹く条件は?風速や気温と注意点も!】をまとめました。

木枯らし1号と呼ばれるには期間が決まっている為に、「木枯らし1号」が吹かない年もあります。

また、「木枯らし1号」が吹いたという発表は、気象庁のサービスなので東京地方と近畿地方のみになります。

冬型の西高東低の気圧配置は、日本海側では大雪、太平洋側では乾燥するので、それぞれ防災意識を高めておきましょう!

「知っとく!防災のすべて」でした。