2020年11月18日はしし座流星群の活動が活発になります!しし座流星群の観察ができるピーク時間や方角はいつどこ?また、今年のしし座流星群の特徴や観察するときの注意点についても!
しし座流星群とは?
「流れ星に願い事」をしたことはありますか?
イマ時は、そんな事は古臭いのかもしれませんね。
しかし、晩秋の寒さのなか夜空を見上げて流星を見つけたら、きっと感動すること間違い無しです!
11月には「しし座流星群」の活動が活発になるので、流れ星を観るには絶好の機会です!
「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座「流星群」「ふたご座流星群」の三大流星群は有名ですが、しし座流星群も過去に多くの流星嵐が記録されていることで有名な流星群です。
特に1999年や2001年の大出現は有名ですね!
この「しし座流星群」の特徴は、対地速度(地面に対する物体の速度)が「秒速71㎞」で流星群の中でもトップスピードです。
どんだけ早いんだよ、って感じですが、これが早いと流星痕が残存しやすいのだとか。
流星痕とは?↓
つい先ほど、長経路の大火球が流れました!2020年11月10日23時13分に流れた長経路の火球を、平塚の自宅から北の空に向けた広角カメラで見た様子です。消失点側が写っています。末端で大きく爆発したあと、しばらく流星痕が残りました。 pic.twitter.com/ocj0sYUxzW
— 藤井大地 (@dfuji1) November 10, 2020
この流星痕が観られることでも「しし座流星群」は人気なのです!
ところで、「しし座流星群」と呼ばれるのは、『しし座の中から流星が飛び出して来る』ように見える(放射点・輻射点)からです。
本当にしし座から流星が飛び出しているわけではありません!
しし座流星群の正体は、テンペル・タロット彗星の通り道を、毎年この時期に地球が通るので、そこに残っている塵が地球の大気に飛び込んで来ることで観られる流星群です。
上空100km前後で発光する流星の天体ショーです!
しし座流星群 pic.twitter.com/0lH1p1kI27
— マルコ (@syempre1969) October 28, 2020
しし座流星群のピークはいつ?
しし座流星群の活動が極大になるのは、2020年11月17日(火)20時の予測なのですが、この時は放射点が地平線の下になってしまいます。
なので、しし座が昇ってくる18日の未明から明け方頃が1番の見頃になります!
すでに晩秋で冷え込みも厳しくなっていますが、凛とした空気の中「しし座流星群」は最高にロマンチックですね〜!
ところで、流星に限らず、星を観察するときに一番厄介なのは「雲」ではなく実は「月明かり」です。
- 晴れ
- 湿度が低い
- 月が出ていない
- 町明かりが少ない
- 空気が綺麗
この条件が揃っている場所で観察するのが一番のお勧めです!!
月明かりや街灯、ネオンという「明るさ」が一番の大敵なのです。(もちろん雲が厚ければ見えませんけど、、)
その点、11月17日〜18日の月は「新月に近い細い三日月」なので、月の条件は最高です!!
しかし、なるべく月明かりは目に入れたくないので、月を背にして空を見上げることをお勧めします、
ただ、今年のしし座流星群は活動が低調と見られているので、ちょっと残念です。。。
雲がなくて、ネオンや街灯に邪魔されない絶好の条件でも、流星が見られるのは1時間あたり5〜10個程度になりそうです。
今回は11月18日のしし座流星群のご紹介ですが、21日(土)の未明に別のピークもあるかもしれないと予報があるので、こちらの詳細も分かりましたらお知らせします!
しし座流星群の方角は?
しし座は東の地平線から登ってきて、それを起点に放射状に流星が出現します。
でも、流星はあらゆる方角で同じくらい見られるので、しし座の方角は気にせず、空を見上げているのが良いかと思います!
しし座流星群は充分に肉眼で見ることができるので、双眼鏡などは使わずに、広く空を見渡すことをお勧めします。
できれば、レジャーシートや寝袋など用意して寝っ転がって観たいものです。
この時はくれぐれも防寒の準備と、防災のためのライトなどを用意することも忘れないでくださいね!
安全に楽しく、しし座流星群を楽しんでください。
ライブカメラはある?
しし座流星群の見頃を迎える頃は、各地でライブカメラがアップされることも多いです。
できれば、広い野外で360°満天の星空を見上げて「しし座流星群」を観たいものですが、こんな時節柄なので、外で観察するのは厳しいという方も。
これならしし座流星群を楽しむことができそうですね。
しし座流星群🌠https://t.co/fbx8odnHgH
— teacherにゃんこ🐾 (@toppocka1) November 15, 2020
まとめ
【しし座流星群2020年11月|方角やピーク時間は?観察しやすい場所はどこ?】
18日の未明から明け方頃が1番の見頃です。
方角は気にせず、広く空が見渡せる場所で観測してください!
ライブカメラも各地であるようなので、そちらで観測するのもいいかもしれません。
晩秋の夜、流れ星に願いを込めるのも悪くないですよw。
「知っとく!防災のすべて」でした。