台風での大雨・豪雨による雨漏りや浸水の被害に遭いやすい住宅があります。そこで、風水害に遭いやすい住宅の特徴や傾向を把握しておきましょう!また、浸水や雨漏り対策はどのように準備すればいいのでしょう?
風水害に遭いやすい住宅の特徴
ここ数年、日本に向かって北上してくる台風の勢力が年々強くなってきています。
台風に限らず、地球温暖化の影響なのかエルニーニョ現象やラニーニャ現象などの言葉もよく聞くようになりましたね。
豪雨や地震による被害をできるだけ軽減するために、国や自治体により作成されているのが「ハザードマップ」です。
ハザードマップには洪水や津波の浸水予想、避難情報などが地図上に表されていますので居住地域のハザードマップは確認しておきましょう!
ハザードマップを見ると分かるのですが、もちろん、風水害の被害はその立地によって大きく左右されます。
しかし、同じ地区にあるのに「被害に遭った家」と「遭わなかった家」がある場合もあるのです。
これは建物の構造や劣化具合によって差が出るのだとか。
今回は、台風に備える対策の中で「雨」や「浸水」に注目して、被害に遭いやすい住宅の傾向を把握しておきましょう!
雨漏りしやすい屋根やベランダ
日経トレンディによると、雨漏りしやすい屋根の形があるのだそうです。
それは屋根に勾配のない「陸屋根」型の建物。
この屋根は傾斜がないので水が長時間滞留し屋根が傷みやすいと言うのです。
枯れ葉やゴミなど排水溝に溜まりやすく、溢れた水が屋根いらに伝わって雨漏りの原因になるそうです。
しかし、排水溝のゴミはベランダも同じです。
ベランダに洗濯物を干している家は、糸くずが排水溝に溜まっていることはありませんか?
私はベランダの排水溝を掃除すると、枯れ葉はもちろんですが、なぜか糸くずや髪の毛が多く詰まっています。
これでは大雨や長く続く雨だと溢れてしまうかもしれません。
台風が来る前はもちろんですが、屋根やベランダの排水溝は定期的に掃除しておきましょう!
では、三角形の「切妻屋根」は大丈夫なのでしょうか?
こちらも築年数が古い場合は瓦が飛ばされる可能性があります。
2000年以降に施行された住宅は「建築基準法施行例」の改正があったので比較的安全ですが、数年に一度は屋根瓦のチェックもしたいものです。
先日、うちのポストに「屋根の修理承ります」のチラシが入っていました。
そこには「ドローンで診断!」と書かれていましたよ!
最近はドローンで屋根の診断をしてくれるのですね、驚きましたw。
外壁の劣化
外壁にヒビが入っていると雨漏りや壁の劣化の原因になります。
どこか一箇所にヒビが入っていると、見えないところもひび割れている可能性があります。
シャープペンシルの芯が入るようなら「深いひび」なので、放置しておくと外壁の内部が腐食して建物の強度が落ちてしまうのだとか。
こうなったら専門家の人に見てもらうことをお勧めします。
特に窓やエアコンのダクト部分が劣化しやすいので要注意です!!
そこから雨水が壁の中に入ってしまうので、深いひびになる前に早めに補修用具で補修しておきましょう!
DIY工事も流行っているので、趣味として楽しみながら補修するのもいいですよね!
古い天窓
明かりを取り入れるのには最適な天窓。
月夜なんかは最高です!
しかし、天窓は屋根に穴を開けて作られているので、いつも強い太陽の光や雨風にさらされている状態です。
なので普通の窓よりも劣化しやすいですね。
天窓がある家はケアすることを忘れずにしましょう!
道路より低い入り口
道路より低い位置に、玄関やガレージなど半地下がある家も浸水のリスクが高まります。
台風が来る前に土のうで浸水に備えましょう!
でも、いくら土のう袋があっても台風が来てから土を詰めている余裕はありません。かと言って、前もって土を詰めるのも大変ですよね。
そこで便利なのが「水につけると膨らむ土のう」です。
こちらをいくつか常備しておくと安心ですね。
土を詰めるタイプのものより軽量なので女性でも扱いやすいです。
ライフジャケット
台風に備えて普段から住宅のケアを心がけていても、近年の台風は強烈なので予想外の事態が起こる可能性もあります。
万が一、住宅に濁流が押し寄せた場合はライフジャケットを装着していると、土砂や濁流に飲み込まれても命をつなげる可能性が高まります。
ハザードマップで確認して洪水や津波の浸水予想がある地域の方は、ライフジャケットを用意しておくといいですね。
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こちらのライフジャケットは子供用サイズもありますよ!
浮くっしょん KIDS125-155【SS】 10P03Sep16
普段、海水浴や川遊びでライフジャケットの使い方や、装着方法などを試しておくのもいいでしょう!
まとめ
【台風対策!大雨で水害に遭いやすい住宅の特徴と浸水への備え方!】をまとめました。
台風による水害は普段から住宅のケアをしておく事が大切です!
ひび割れや屋根、道路より低い位置にある入り口など浸水による被害に遭う恐れがあります。
ハザードマップを確認して、自分が住む地域の危険度を知り備えましょう。
(参照元:日経トレンディ2020・8月号)
「知っとく、防災のすべて」でした。