2021年台風2号のたまごが発生しました!このたまごは台風に発達して日本へ接近する可能性もありそうなのか?気象庁やウェザーニュースと米軍やヨーロッパ、Windyをみて見ましょう!日本への影響は!?
2021年台風2号Surigae(スリゲ)のたまご発生!
2021年4月12日に台風2号のたまごが発生し、台風2号になりました。
4月17日現在、発達しながら来週前半には「猛烈な」勢力で、フィリピンの東を北上する予想です。
追記:2021年4月17日現在
画像引用元:Yahoo天気
名称:SURIGAE(スリゲ)
- 強さ:猛烈な
- 存在地域:フィリピンの東
- 中心位置:北緯12度05分 東経129度20分
- 進行方向:北西
- 速さ:20km/h
- 中心気圧:905hPa
- 最大風速:中心付近で55m/s
- 最大瞬間風速:80m/s
台風の強さは最大風速で決まります。
強さ | 最大風速 |
猛烈な | 54m/s以上 |
非常に強い | 44m/s以上54m/s未満 |
強い | 33m/s以上44m/s未満 |
風速54m/s以上とはどのくらいの風になるのでしょう?
時速だと140km以上になり、屋外での行動は極めて危険になります!
台風は夏や秋のイメージが強いですが、4月の台風はそんなには珍しくないそうです。
ただ、上陸したのは過去に1例しかありません。
1956年の台風3号が鹿児島県の大隅半島に上陸しました。
気象庁の統計資料を見ても4月の台風は少なくて、発生しても日本列島近海の海水温が低いために、上陸せずに衰えてしまう事が多いのです。
今回の2021年台風2号(スリゲ)も海水温の低い海の上を進むので、さらに発達することは無さそうです。
こちらの画像は13日発表のものです。
画像引用元:Yahoo天気
【熱帯低気圧 4月13日(月)21時】
- 中心位置:北緯7度20分/東経138度35分
- 存在位置:カロリン諸島
- 進行方向:西
- 速さ:ゆっくり
- 中心気圧:1006hPa
- 最大風速:15m/s
- 最大瞬間風速:23m/s
台風の「たまご」というのは台風に発達しそうな熱帯的気圧のことを言います。
気象庁では、台風2号になると思われるそのたまごの熱帯低気圧を4月12日から解析を開始しまています。
【熱帯低気圧情報】
4月12日(月)15時、気象庁はカロリン諸島に熱帯低気圧を解析しました。中心気圧は1004hPaで、西北西にゆっくりと進んでいます。
発達して台風になる可能性があるため、念のため今後の情報に注意してください。次に台風が出来ると「台風2号」と呼ばれます。https://t.co/izHX8CZChv pic.twitter.com/CtNKZ6f8rP— ウェザーニュース (@wni_jp) April 12, 2021
通常、気象庁では24時間以内に台風になる熱帯低気圧しか発表はされません。
発表はしませんが、気象衛星などにより監視・解析はしっかりと行われているんですね。
しかも、日本の気象予報は世界的にも精度が高く、アジア圏各国の気象予報の参考にされるほどなのです!
もちろん、この熱帯低気圧(台風2号のたまご)は日本だけでなく、世界各国も警戒を開始して進路予想を始めています。
この時期にしてはかなり発達しそうな予想になっているので、今後の台風2号のたまごの動きには注意が必要です!
米軍(JTWC)の2021年台風2号(スゲリ)の情報
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)による予想を見て見ましょう!
画像引用元:Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
赤い◯の部分が台風2号Surigae(スリゲ)です!
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)では、色によって熱帯低気圧を円で囲い表示しているので、英語がわからない私でもとても分かりやすいです。
- 黄色(LOW):台風の発生は24時間以内には起こりそうにない
- オレンジ色(MEDIUM):24時間以内に台風になる可能性は高まっているが、発達には24時間以上かかる可能性が高い
- 赤(HIGH):24時間以内に台風に発達する確率が高い事を示しています。
- 水色(SUB TOROPICAL): 熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
色分けしてあるのがいいですよね!
(ちなみに米軍のアメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)とはJoint Typhoon Warning Center (JTWC)のことです。)
JTWCは本来、アメリカの政府機関による利用を目的とされていますが、一般の人々もアクセスすることができるので、気象に興味があれば見てみるのも面白いですよ〜。
通常は6時間ごとに情報を発表します。
ただし、こちらの台風情報は時刻表記が協定世界時(文中表記はUTCではなくZ)となっていまるので、日本時間に直すには時差の9時間を加えてくださいね。
ヨーロッパ(ECMWF)の2021年台風2号(スゲリ)の情報
ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)を見てみましょう。
画像引用元:欧州中期ヨーロッパセンター
こちらの画像はは4月21日(水)頃の予想画像になります。
日本列島の南海上に台風があるのが分かります。
緑色が濃くなるほど勢力が強いことを表しています。
ECMWFはヨーロッパ地域の22か国が加盟する国際組織で作られ、スーパーコンピュータによる予報で「世界一の数値予報精度」と言われています。
日本でも台風情報の時には一般の人でも利用する人が多いようですね。
こちらはもともとは、気候に大きく左右される農業用を目的とされているので、長いスパンの中期予報が出されているのが特徴だと思います。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報と同じく、世界中の気象予報の中でも信頼できる気象予報ですよね。
しかし、気象庁や米軍(JTWC)の予報が5日後までなのに対して、ECMWFは10日間予報になるので、先の日付になると少し精度が落ちると言われています。
ウェザーニュース2021年台風2号(スゲリ)の情報
ウェザーニュースの情報を見て見ましょう!
▼熱帯低気圧 4月12日(月)15時
存在地域 カロリン諸島
移動 西北西 ゆっくり
中心気圧 1004 hPa
2021年台風2号は世界各国の気象期間がすでに観測を始め、計算した趣味レーションによると、この時期の台風にして発達する可能性が高いそうです!
ただ、進路はまだはっきりしません。
フィリピンの東かマリアナ諸島方面に北上する可能性があるとのことです。
4月の台風発生は少ないのですが、過去には小笠原諸島に接近した台風もあるというので、今後の動きは油断できませんね!
【台風発生予想】
カロリン諸島で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は“24時間以内に台風に発達する見込み”との情報を発表しました。
次に台風が発生すると「台風2号」と呼ばれます。目先5日間以内では日本への影響は無い見込みですが、その後の影響は現時点では不確かです。https://t.co/TqYuK9TsOM pic.twitter.com/bB7EpNN8by— ウェザーニュース (@wni_jp) April 13, 2021
windy2021年台風2号(スゲリ)の情報
リアルタイム天気予報をみることができるWindyを見て見ましょう!
気象サービスのWindyはリアルタイム天気予報サービスを自動更新付きでみることができるので、常に最新情報を確認できます!
Windyでも21日(水)あたりには日本の南の海上に、台風が発達しながら北上してくる予想になっています。
2021年の台風2号の名前の由来
この熱帯低気圧が台風になると2021年台風2号のアジア名は
北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)提案のSurigaeスリゲ(鷲の名前)になる予定です。
アメリカのハリケーンは「人名」などが付けられますが、日本の台風には「台風何号」と番号で呼ぶものと「名前」の二つがありますよね。
その理由や、台風のアジア名の付け方についてはこちらの記事で詳しく調査してありますのでみて見てください!
台風の名前には変わった名前や、付ける際の苦労もあるので是非、参考にしてください。
まとめ
【台風2号2021たまご最新進路予想!米軍・ヨーロッパ予報は来週に日本列島接近か?】をまとめました。
最新情報を随時更新していきます!
「知っとく!防災のすべて」でした。