2021年の梅雨入りは記録的に早い梅雨入りとなる可能性があります。ということは梅雨明けも早くなるのかな?大雨になる地域もあるみたいですよ。関東甲信越の梅雨入りと梅雨明けについてまとめました!
2021年梅雨入りはいつ?【関東甲信越(東京)】
梅雨の時期は鬱陶しくて嫌いです。
洗濯物も乾かないし、ジメジメして蒸し暑く服が肌にまとわり付くのが本当に嫌ですよね。
しかも湿ったところを好む虫たちが登場してくる季節でもあります。
そんな梅雨が2021年は最速の速さで訪れると思っていたのに
なんと!
気象庁はきょう14日、「関東甲信地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より1週間遅く、ここ10年で一番遅い梅雨入りとなりました。
5月11日にはすでに九州南部は統計史上2番目の速さで梅雨入りしています。
九州北部の平年の梅雨入りは6月4日ごろなので、なんと平年より19日も早く梅雨入りしたことになります!
5月16日には、近畿と東海がいっぺんに梅雨入りしちゃいましたね。
これって相当早いですよ!?
近畿では平年より21日も早く、統計史上最も早い梅雨入り。
東海も平年より21日早くこちらは統計史上2番目に早い梅雨入りなのです。
当然、九州の梅雨入りが早いということは、北陸・中国・近畿・東海はもちろん関東や東北も早まる恐れが非常に高いことになります。
平年、九州南部が梅雨入りした後のおおよそ1週間ほど後に関東甲信越が梅雨入りします。
気象庁からの正式な発表はまだありませんが、このままいくと5月18日前後には関東甲信越も梅雨入りする可能性が高いですね!
ちなみに昨年2020年の関東甲信越の梅雨入りは6月11頃でした。
昨年の梅雨入りは遅かったのですね。
地方 | 2021年 | 2020年 | 平年 |
関東甲信越の梅雨入り | 5月18日(予想) | 6月11日ごろ | 6月6日ごろ |
平年とは?
ところで天気予報や気象予報でよく聞く「平年」とはどういう意味なのでしょう?
気象業界でいう「平年」とは30年間の平均値のことです。
30年間とはいつからいつまでの30年かと言うと、西暦の1の位が1年ごと、つまり10年ごとに更新されます。
2021年の梅雨入りの「平年」は1991年〜2020年の30年間の平均値になります。
【平年とは?=過去30年間の平均値】
- 2001年〜2010年の平年は(1971年〜2000年の平均値)
- 2011年〜2020年の平年は(1981年〜2010年の平均値)
- 2021年〜2030年の平年は(1991年〜2020年の平均値)
「平年」と聞くと「普通は」くらいにしか思いませんが、過去30年間の膨大なデータからはじき出された数値だったのです。
世界各国には気象機関が数多くありますが、その中でも日本気象庁はとても信頼されたいいる機関です。
日本気象庁が出す台風情報は北西太平洋地域では、日本の気象庁の判断が国際的には公式のものと定められているほど。
これらのデータや気象衛星の発達により、現在の日本の天気予報は精度が非常に高くなっているのでしょうね。
2021年の梅雨明けは早い?【関東甲信越(東京)】
梅雨入りが早かったからといって、梅雨明けが早くなるとは限りません。なぜなら「梅雨」は何日間と決まってはいないからです!
まずは平年の関東甲信越の梅雨明け時期を見てみましょう〜。
地方 | 2021年 | 2020年 | 平年 |
関東甲信越の梅雨明け | ーーー | 8月1日ごろ | 7月19日ごろ |
平年の梅雨明けは7月19日ごろですが、昨年2020年は8月に入ってからの梅雨明けでしたね。
実は気象庁は「梅雨明け」の定義を設けていません。
- 曇りや雨の日が少なくなって晴れの日が多くなると予想される。
- 天気図的には梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出して来る。
これらから『梅雨明けしたとみられる』と発表するのです。
天気図で梅雨前線が北上して太平洋高気圧が張り出してくると「梅雨明け」となります。
ちなみに「梅雨明け」が宣言されない過去もありました!
- 1993年:沖縄・奄美を除いて全国的に梅雨明けが無かった。
- 2017年:東北南部・北部で梅雨明け発表が無かった。
立秋を2日過ぎてからは「梅雨明け」宣言はしないので、オホーツク高気圧の勢力が強いと、梅雨明け宣言がないまま季節は秋になる場合もあるのです。
2021年は、太平洋高気圧の張り出しが大きく梅雨前線を押し上げ全国的に梅雨入りが早くなっていますが、だからと言って梅雨あけが早まるとは限らないのです。
2021年の梅雨は大雨に注意!
【5月中に続々と梅雨入りか 今週末から大雨と蒸し暑さに注意 1か月予報】 https://t.co/gqDNt3el08 今年の梅雨入りは、各地で記録的に早くなりそうです。最新の1か月予報では、九州~関..
— tenki.jp (@tenkijp) May 13, 2021
関東甲信越が梅雨入りしそうな週の天気予報図を見てみよう!
引用元:tenki.jp
高気圧と低気圧の丸印がいっぱいで、目が回りそうですねw。
このような天気図の時には前線がいっぱいある、大きく延びている、ということです。
つまり「雨」です。。。
太平洋高気圧が勢力を増して梅雨前線が北に押し上げられると、前線に向かって南西から暖かく湿った空気が流れ込むため梅雨前線の活動が活発になります。
このために大雨になる可能性がありますので、週間天気や毎日の天気予報に注意してください。
20日(木)以降は太平洋高気圧の勢力が強まり、梅雨前線が日本海付近まで再び北上する予想です。
22日(土)頃までは、梅雨末期の大雨もたらす気圧配置に状況となるため、大雨の可能性が高まると予想しています。 pic.twitter.com/jG6MezXkCB
— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) May 16, 2021
tenki.jpは、一般財団法人日本気象協会および株式会社ALiNKインターネットが運営している天気予報専門サイトです。
まとめ
【梅雨入り2021【関東 】最速の記録?梅雨明けも早いが豪雨には要注意!】をまとめました。
2021年の関東甲信越の梅雨入りは最速の記録になりそうです。しかし、だからといって梅雨明けが早くなるとは限りません。
長い梅雨になるかもしれませんね。
最新の天気予報に注意して、洗濯物や食品管理には充分に注意してください!
また、シトシト雨だけでなくゲリラ豪雨などの集中豪雨にも注意しましょう!