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豪雨・洪水

ゲリラ豪雨|車の運転中に遭遇した時の注意点と対処法9選!命を守るにはどうすべき?

ゲリラ豪雨に急に襲われた時、車の運転中だったらあなたはどうしますか?その対処の方を間違えたら命の危険が及ぶ可能性もあります。今回は車の運転中にゲリラ豪雨に襲われた時の対処法と注意点についてまとめました!

車の運転中に見舞われた時の対処法!

ゲリラ豪雨は予測困難で、局地的であること、また同時多発することがあるのが特徴です。

夏から9月にかけてゲリラ豪雨の遭遇することが多いです。

実はゲリラ降雨と言う言葉は気象用語ではなく、使用に否定的批判的な意見も存在するため、気象庁やNHKニュースでは「集中豪雨」「局地的大雨」などの気象用語で放送されます。

呼び方がどうであれ、注意が必要な雨であることには変わりありません。

(ここでは分かりやすく「ゲリラ豪雨」と呼びます)

ゲリラ豪雨により大規模災害が起きたり、過去には冠水や浸水で命を落とす事故も発生しています。

そんなゲリラ豪雨に運転中に見舞われたらどう対処すればいいのでしょう?

安全な場所に一時停止

運転中にゲリラ豪雨に遭遇したら、とにかく車を止めとにかく過ぎ去るのを待ちましょう!

1時間に50ミリ以上の大雨では、車のワイパーをハイスピードにしても対向車や通行人がほとんど見えません。

そんな中運転するのには非常に危険です。

ゆっくり走行する

万が一、車を止められないような場所を走行中はライトを点灯して、車間距離を取りましょう!

ゲリラ豪雨に限らず、雨の日はセンターラインや横断歩道のペイント部分が滑りやすくなっています。

また、路面とタイヤの隙間に膜ができる「ハイドロプレーニング現象」がおきハンドルやブレーキが効かなくなることがあります。

慌てずにゆっくり走行することを心がけて、急ブレーキ急ハンドルはしないようにしましょう!

 

低い場所へは行かない(アンダーパス)

ゲリラ豪雨の時は高架下やアンダーパスなど、低くなっている場所が冠水する恐れがあります。

JAFの「冠水走行テスト」では水深60cmを時速10kmで走った場合、31m地点でエンジンが停止したとのこと。

60㎝は大人の腕の長さより短いです。

「これくらいなら大丈夫」と思わず、少しでも水が溜まっていると思ったら安易に侵入することは避けてください。

運転中にゲリラ豪雨に襲われ、車を安全な場所に停車したあとは次のことに注意しましょう!

落ち着いて気象情報を入手する

日本の気象情報を一手に握っているのは気象庁です。全ての公式情報はここから発信されていますし、天気予報ができるのも法律上気象庁だけになっています。

なので「ゲリラ豪雨」に関してもWebサイトやアプリで最新の気象庁情報を入手して状況を確認することが重要です。

こちらの情報は気象庁が発表するものよりきめ細かく、分かりやすいものになっていますから瞬時に判断をしなければならない時などに大きな味方になってくれます。

突然の「ゲリラ豪雨」への遭遇では時に命の危険を伴うこともあり得ます。

落ち着いて正しい最新情報を入手し「この後どうするのが一番いいか」を判断していきましょう。

突風に注意する

ゲリラ豪雨は積乱雲によって発生します。

強風や竜巻を伴うことがあるので、特にトンネルの出口付近など突風にハンドルを取られないように注意しましょう。

ゲリラ豪雨の予測方法は?

「ゲリラ豪雨」を起こす雨雲の発生や発達を見極めることが「ゲリラ豪雨」の予測には欠かせません。

車の運転中でも街中を歩いていてもどの雨雲を”察知”できれば、大きな被害に会わずに済むかもしれません。

積乱雲に注意する

「ゲリラ豪雨」を引き起こす雨雲は急激に発達した【積乱雲】です。

急に暗くなったら注意!

積乱雲ができれば必ず「ゲリラ豪雨」が起きるとは限りません。

ですが、積乱雲が発達することで気温の低下、雨や雷あるいは突風のような気象現象が起きやすくなります。

また、積乱雲は気流の関係で最初に出来た場所から移動します。

山あいで出来た積乱雲があっという間に頭上に迫ってきたという経験はありませんか?

こんなふうに「さっきまで晴れていたのに急に雲がかかって暗くなる」状況が「ゲリラ豪雨」のサインです。

気温の変化に注意!

「ゲリラ豪雨」の要因である積乱雲が出来る背景には《上昇気流》ともう一つ《冷気》が大きく関係しています。

夏の暑い日差しの中でも上空に冷たい空気が流れ込んだりすると、大気のバランスが崩れ激しい上昇気流が起き急激に積乱雲が発達します。

このバランスの崩れが大きいほど激しい気象変化が見られます。

ツイート解説ー風向図の東京都から千葉県北部にかけて風向きが真逆(南北)になっている場所があります。また、気温図でも同様の場所に明らかな気温差が見られますよね。このラインのことをシアラインと呼んでいます。

このように急激な気温の低下は大気バランスの変化を意味しています。

上空では地上よりも激しい空気のぶつかり合いがおきていますから「雷」や「突風」などが起きその近くに「ゲリラ豪雨」の可能性があります。

雨の匂いに注意!

どんな匂い?と言われても「雨の匂い」としか言えない匂いがありますよね。

多分、分かる人とそうでない人に分かれてしまうかもしれませんが確かに「雨の匂い」はあります。

雨の匂いには「ペトリコール」という名前があるのですね。

「ペトリコール」とは雨が降った時に、地面から上がってくる匂いを指す言葉で、ギリシャ語で「石のエッセンス」の意味があるそうです。

他に、雨の匂いの原因となる物質としては、雷によって発生するオゾンや土壌中の細菌が発生させるゲオスミンなどがあり「雨の匂い」は間違いなく「雨が近くで降っている」「雨が降る」という匂いのサインなのです。

ゲリラ豪雨予測アプリおすすめは?

おすすめ天気予報アプリはこちらです。

「tenki.jp Tokyo雨雲レーダー」

こちらのアプリはまだ実験段階なので東京でのゲリラ豪雨対策のみが対象です。

その性能はすごく、内閣府のSIP(戦略的イノベーション創造プログラム)SIPで開発された世界初の気象レーダー「MP-PAWR(マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダー)」を活用した初の一般向けアプリです。

急速に発達する雨雲の予測を最短1分ごとの更新で表示でき、表示するエリアは鉄道路線からピンポイントに選択することができます。

■URL
tenki.jp Tokyo雨雲レーダー
https://apps.apple.com/app/id1498897235?mt=8
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.or.jwa.tenkiparandroid

 

 

ゲリラ豪雨とは?

ゲリラ豪雨とはどんな雨のことを言うのでしょう?

ゲリラの意味

ゲリラ(guerrilla)はスペイン語で「少ない兵力で大きな敵に立ち向かう民兵、またはその組織」のことを言います。

この民兵というのがポイントで、正規の軍人ではない一般人が武器を持ち、侵略してきた大きな敵に立ち向かう場合にのみ「ゲリラ」という言葉が使われます。

まさに、ヨーロッパの侵略の歴史が生んだ言葉なんですよね。

そんなゲリラという言葉がなぜ天気予報に使われるようになったかというと、それはゲリラ達の戦い方に由来しています。

ゲリラ戦法⇒ゲリラ豪雨

ゲリラの戦い方はとてもシンプルです。

もともと訓練され組織化された”軍隊”ではないため作戦と言えば「とにかく来た敵をやっつける」方針といえば「(味方の数が圧倒的に少ないので)とにかくやられない」というもの。

数名でチーム(軍隊なら分隊、小隊と言います)を組み、あらゆる手を使って臨機応変(奇襲、待ち伏せなど)に敵に立ち向かい、一撃を加えたらやられる前に一目散で逃げ帰る。

たとえ、敵に占領されてしまっても【地下に潜って神出鬼没に現れ】戦いを挑みます。

この”いつ現れるか分からない”ゲリラ達の戦い方を「ゲリラ戦法」と言います。

そして、ここから【前触れなく突然大雨が降ることを「ゲリラ豪雨」と呼ぶようになった】と言われています。

ゲリラ豪雨と呼ばれるようになったのはいつ?

では「ゲリラ豪雨」という言葉はいつから使われ出したのでしょう?

「ゲリラ豪雨」が活字になった例としては1969年8月の読売新聞にその記述が見られたのが最初とのことです。

ですが、その時はそれきりで一般に広まることはありませんでした。

その後2000年代に入り、より豪雨の回数が増え、被害も大きくなってきた2006頃から民間の気象会社やマスコミなどが使うようになったとのことですよ。

誰かは分かりませんが天気予報で使ったのが2度目の始まりだったようですね。

まとめ

【ゲリラ豪雨|車の運転中に遭遇した時の注意点と対処法9選!命を守るにはどうすべき?】をまとめました。

知っとく「防災のすべて」でした。