2020年から2021年の冬はいつまで寒さが続くのでしょうか!ラニーニャ現象の影響で、日本だけでなく世界的にも大寒波に見舞われ大雪になる可能性もあるそうです!寒気や寒波の違いとラニーニャについても!
バレンタインデー寒波がやってくる!?
爆弾低気圧!台風なみに発達した低気圧が日本列島を縦断していきます。
北海道付近が最も影響受けそうです。なるべく外出は控えやり過ごして下さい。
気象衛星で捉えた低気圧の雲.
急速に発達している低気圧の雲の時間変化を動画にしたものです.西日本あたりで徐々に雲がまとまり,大きく渦巻いて北上しているのがわかります.特に北海道では暴風雪や暴風,高波に厳重に警戒をお願いします. pic.twitterウ.com/dUMvfFKiGy— 荒木健太郎 (@arakencloud) February 16, 2021
例年春先になると大陸からの低気圧が発達しながら日本の南岸を北東方向へ進んでいきます。
短時間に数十ヘクトパスカルの気圧低下が見られ、大きいものだと台風並みになることも・・。
とは言え、
今日の北海道。いやマジで。 pic.twitter.com/ARYeHNpXWU
— NOGUCHI, Soichi 野口 聡-(のぐち そういち) (@Astro_Soichi) February 16, 2021
これは発達し過ぎ!ほんと注意が必要です。
とある見解によれば現在(2021年2月2日現在)の高温状態はまもなく終わり、冬本来の寒さが舞い戻ってきそうとの話がありました。
この冬 始まってから2か月(12月1日~1月31日)の北半球上空の寒気の様子。
短期間だけど一時的に北米大陸上空に-42℃以下の寒気塊が形成されていた。
その後 寒気塊は北極を経て極東に移動し日本付近で強い寒波が発生(特に1月上旬)。
今回の北米上空の寒気の動向が気になる。#北半球上空の寒気 pic.twitter.com/WCPPZtujXI— 気象予報士Kasayan 番外編! (@kasayan77) February 1, 2021
北米方面へ張り出している北極寒気が向きを変え、再びシベリア方面に南下してくるかも?というものです。
仮に、そういったことが起こると昨年12月に経験した「妙に寒い日」が再びやってくるかもしれません。となるとバレンタインデー辺りが怪しい?かもしれませんよ~。
立春とは言え、ここ数日の小春日和に惑わされることなく、 真冬の対策はしっかり取り続けたいですね。
今後の情報に注意していきたいと思います。
2021年になりましたが、新年早々に強烈な寒波が列島を襲っています。
見たこともない猛烈な雪雲です。爆弾低気圧なんて言っていますが、暴風雪はかなりのものになると思います。
日本海側の、特に山間部の地域にお住まいの方
注意、警戒を怠らないようにして下さい!
お願いです,暴風雪と大雪に本気で備えてください.低気圧に伴う渦を巻いた大きな雲域が日本海上にあります.この低気圧は急速に発達しながら北日本に進み,日本海側で嵐の前の静けさになっている地域でも次第に大荒れの天気になります.最新の気象情報を確認して,どうか安全にお過ごしください. pic.twitter.com/d6UwRN20FU
— 荒木健太郎 (@arakencloud) January 7, 2021
急速に発達する低気圧と、その通過後に南下する強い寒気の影響で、7日(木)から8日(金)にかけて、北日本や、東日本から西日本の日本海側を中心に荒れた天気となります。大雪や猛吹雪に警戒してください。
⚡️ 関連ツイートをまとめています↓https://t.co/eGxpbXIYvH
— ウェザーニュース (@wni_jp) January 7, 2021
日本海から北海道に向かって低気圧が発達しながら東進し、西高東低の気圧配置となり
大陸からの季節風が強まってきます。
雪に加え、大風にも警戒が必要な状況です。
【7日 低気圧が急速に発達 40メートルの暴風も 猛吹雪に警戒】 https://t.co/2ECD2WRit5 きょう(7日)は日本海から東北付近へ進む低気圧が急速に発達。瞬間的には40メート..
— tenki.jp (@tenkijp) January 6, 2021
峠は10日(日)ごろと見られていますが、引き続き気を付けていきましょう。
年末年始は暖かくして!
12月中旬の寒波に続き、年末年始に新たな寒波が到来するとのことです。
北陸は活発な雪雲が次々に通過して積雪が急増、新潟県内では1時間で8cmの雪が積もりました。明日、元日は東北で風が強まり、大雪に加えて吹雪への警戒も必要です。https://t.co/tgHcnxGfMM pic.twitter.com/nzpQ0Ziql9
— ウェザーニュース (@wni_jp) December 31, 2020
大雪を始め、低温、強風に注意が必要ですね。
年越しは暖かくして過ごしましょう!
【全国的に】“最強寒波”で真冬並み寒さ、あすにかけて大雪警戒続くhttps://t.co/CP3Eawv2ik
日本海側を中心に大雪への警戒が必要。17日午前6時までに降る雪の量は、北陸地方で100cm、関東甲信地方で80cmなどと予想されている。 pic.twitter.com/fG2go8fOk0
— ライブドアニュース (@livedoornews) December 16, 2020
クリスマス間近の2020年12月中旬、日本列島にこの冬(現時点で)最強の寒波が到来しています。
全国的に低温、日本海側では北から南まで大雪に見舞われています。
日本海の雪雲がすごいことになっています.冬の典型的な雪雲である筋状雲が日本海を埋め尽くす勢いで発達しており,日本海側各地に大雪をもたらしています.雪の災害にどうかお気をつけください. pic.twitter.com/Fkrvcthxg8
— 荒木健太郎 (@arakencloud) December 15, 2020
大陸からの筋状の雲は、強く冷たい季節風を現してします。
この形が崩れない限り今と同じ状況が続いてしまいますが、今後はどうなるのでしょう?
ー気象庁HPより(抜粋)ー
北日本の週間天気予報です。
この情報によると、今回の寒波は20日(日)ごろより下火になって週明け頃から緩みそうな予報になっています。
ちなみにピークは12月16日夜までだそうですよ!
冬ですから寒いのは当たり前、ですが、寒波は大雪をもたらしたりとちょっと困りものですね。
寒気と寒波の違い?
思いの他冬の到来が早そうな2020年-21年の冬。急に寒くなったり、ちょっと暖かくなってみたりしてますが、季節は間違いなく冬に向っていますね。
寒さが苦手な私にとっては冬は辛いです。
ところで毎年、冬になると「寒気」や「寒波」という言葉をよく耳にしますが、この2つの違いは何なのでしょう?
寒気(かんき)
寒気とは読んで字の如く「周囲より冷たい空気」のことを言います。
北半球の冬の時期には北極に近い高緯度地域に冷たい空気の集まり「寒気団」が発生します。地表で‐40℃なんてざらみたいですからとんでもなく冷たい空気ですよね。
天気予報などでも使われる「シベリア気団」などがそれにあたります。
そして、この寒気(団)は、より暖かい場所を求めて移動する性質があり、日本に対してはよく耳にする「大陸からの季節風」という現象で日本海を渡り日本全土に冷たい風を吹かせています。
寒波(かんぱ)
もともと、温帯地域に属している日本の緯度では冬でも大して寒くはならないのですが、前述した「寒気」が北や北西方向からやってくるため気温が一気に下がったり、大雪をもたらしたりして冬がより冬らしくなります。
- 寒気とは「寒い(冷たい)空気」
- 寒波とは「寒い(冷たい)空気の波(風)」
という意味なのですね。
ですが、例えば【大陸から流れ込んだ寒気により記録的な寒波に見舞われた】という表現は同じ冷たい空気を指していますが、「寒波」は「冷たい風」と同義ですから寒さや雪などの気象現象となって身近に現れます。
冬が寒いかどうかはこの「寒波」次第と言えるでしょう。
寒波の影響はいつまで?
このように「寒波」は「寒気(団)」の勢力に左右されますから、強さ(より冷たい)や長さ(長期かどうか)はマチマチです。
11~12月では一気に寒波が訪れ短い時間でまた緩んだりしますが、1~2月にはどっかり居座わったりといったことが起こります。
そして寒波の影響は3月や4月頃まで残ります。
よく、桜の咲く時期に「季節外れの寒波により・・」なんて天気予報を聞いたことがありますよね。
ラニーニャ現象の現在は?
日本の冬を左右する「寒波」。その寒波を動かしている動力の一つがラニーニャ現象です。
今年の冬は寒い?現在「ラニーニャ現象」が発生中。冬にかけて続く確率は70%と予想されており、12月以降は3年ぶりに寒い冬になるかも。https://t.co/890Xg325DG
— まちなか情報キャット (@himawari1966) November 3, 2020
気象庁は今日10日(火)、最新のエルニーニョ監視速報を発表しました。引き続きラニーニャ現象が発生しており、冬の間は高い確率で継続が予想されます。寒気が流れ込みやすくなる西日本は3シーズンぶりの雪の多さとなる見込みです。https://t.co/Rn8HfnszD7 pic.twitter.com/726PwMmVOj
— ウェザーニュース (@wni_jp) November 10, 2020
2020年の秋口頃から起きているラニーニャ現象は引き続き続いているようです。
一度起きると数か月くらいは継続しそうなのでまだまだ終わりそうもありません。
ちょうど真冬の時期と重なるのがちょっと不気味ですよね。
寒波予想2020-21「冬」
思い起せば2019年の冬は記録的な暖冬で、日本海側の雪も少なかったですよね。気持ち悪いくらい暖かい日が多かったように思います。
暖冬で喜ぶ人も困る人もいる中で、今年も暖冬だといいな〜なんて思っていたら、2020年は早くも11月に入って強い寒気が南下し出しているとのこと。
北海道稚内の初雪は平年より遅かったものの、今後、寒波の影響で寒い日が続きそそうです!
上空に12月並みの強い寒気が南下している影響で、3日(火)夕方になって北海道では雨から雪に変わってきました。稚内では16時過ぎに初雪を観測。平年に比べると16日も遅い初雪です。https://t.co/965W0GfFMj pic.twitter.com/yWtHkFLqRs
— ウェザーニュース (@wni_jp) November 3, 2020
今年の冬は、冬型の気圧配置が強まり2011年以来10年振りの大寒波になるとも予想されていますね。
10年前の冬は各地で記録的な大雪となりました。そういえば、とまだ記憶に残っていますよね。
雪と戯れまくった2011年#これを見た人は車の背景が雪の画像を貼れ pic.twitter.com/Dw4aVmaNkW
— 可及的速やかに過給 (@turbo_charged_d) October 22, 2020
他の地区でもこんな降雪がありました。
- 東京の初雪:2011年12月30日
- 鹿児島市内:積雪22センチ(2011年大晦日)
- 鳥取県米子市:積雪89センチ(2012年1月)
実は、この2010‐11年の冬の大雪にはラニーニャ現象が大きく関わっていました。
今年のラニーニャ現象の勢力は当時の規模になる可能性があり、強い寒波や大雪の可能性もありそうです。
アメリカでは10月20日過ぎから、過去にないような強力な寒波に見舞われており「観測史上最低の気温」「記録上で最も早い暴風雪」「過去最大の降雪記録」などが報告され続けています。
また、直近でラニーニャ現象が起きたのは2017年秋~2018年春頃でした。
この時、日本では新潟県三条市で152cmの積雪を観測したり、日本海側で大雪に見舞われました。
特に2月上旬には北陸地方で記録的な大雪となり、これを指して北陸豪雪、福井豪雪と呼ばれています。
2020年-21年の冬がどのような寒さになるのかは、このラニーニャ現象の勢力によると思われます。
ただ、現在のところはラニーニャ現象の勢力については不確定なのだとか。
気象庁のHPのでの3ヶ月予報の降雪量を見てみると、日本海側が平年より多く降る可能性があるようです。
引用元画像:気象庁HP
また3ヶ月予報の平均気温は西日本で例年より低めの予想となっています。
引用元画像:気象庁HP
気象庁のHPは毎月更新されるので、今後、変わる可能性があります。
ラニーニャ現象とは?
世界気象機関(WMO)が『ラニーニャ現象が発達し、来年初めにかけて続く可能性が高い(90%)』と発表しました!
【報道発表】(R2.10.9)夏からラニーニャ現象が発生しているとみられます。
今後冬にかけて、ラニーニャ現象が続く可能性が高い(90%)見込みです。https://t.co/kiCpPxyzAT— 気象庁 (@JMA_kishou) October 9, 2020
日本だけでなく、地球規模の気候に影響を及ぼす、ラニーニャ現象とはなんなのでしょう?
ラニーニャ現象についてはこちらの記事で詳しくまとめてあります!
見て見てくださいね。
日本から遠く離れた太平洋で海水温の変化がアチコチに影響を与えるんですね。
ラニーニャ現象と日本
実際にラニーニャ現象が起きている間に日本にはどのような影響があるのでしょう?
ラニーニャ現象は太平洋の赤道域の南米側で海面水温が低くなり、インドネシアやフィリピン周辺で高くなる状態。冬にかけて続く可能性が高く、北陸地方の初冬は雨や雪が多い傾向にあるという。
これらの影響から、日本付近上空の偏西風は平年に比べ南に蛇行。シベリア高気圧は南東側への張り出しがやや強く、福井県を含む東日本以西に寒気がやや流れ込みやすい見込みだ。
ー福井新聞より抜粋ー
これはほんの一例ですが、日本に与える一番大きな影響は【大陸の寒気が流れ込み易くなる】ことと言えます。
ラニーニャ現象発生、福井は大雪? 前回は豪雪に…今後の情報注意 | 社会 | 福井のニュース | 福井新聞ONLINE https://t.co/WjyObSyme6
— 名無しの道化師Japan人生色々 (@eternalcity5963) November 13, 2020
ラニーニャ現象下の冬がもたらす影響は様々あるでしょうが、やはり【大雪(による被害)】が一番の影響かもしれません。
このような豪雪が日本のどこで降るのか、それは分かりません。ただ、元々雪の多い地方であれば雪に対する耐性もあるのでしょうが、問題はそれ以外の地域ですよね。
東京なんて、数センチの積雪で都市機能がマヒしたり、多くのケガ人が出たりしてしまいます。
「寒い」だけならなんとかなるもんですが・・・「雪」は困りますよね。
2020年年越し寒波
2020年の年末から2021年の年明けにかけて、強い寒波が日本列島を覆う予想です。
詳しい情報はこちらの記事をご覧ください。
2021年2月にアメリカを襲った猛烈な寒波についてはこちらの記事をどうぞ。
まとめ
【寒波はいつまで続く?2020-21冬はラニーニャ現象で大雪になる?】をまとめました。
ラニーニャ現象≒厳冬や大雪、といった方程式が成立していますから、2020‐21年はちょっと気をつけていたい冬になりそうです。
「知っとく!防災のすべて」でした。