2021年5月3日台風3号2021(チョーイワン)のたまごが発生しました。この熱帯低気圧は24時間以内に台風になる予想との事です!この熱帯低気圧(たまご)の影響により関東では今週末に大雨にある恐れもある!?
【追記あり】
台風3号のたまご発生!
2021年5月29日午後に、日本のはるか南の海上で熱帯低気圧が発生しました。
熱帯低気圧は「台風のたまご」と呼ばれ、今後の動きに注意が必要です!
気象庁の午前3時の発表によると
- 熱帯低気圧は北緯7度、東経133度付近
- 中心気圧1004hPa
- 時速約20キロで北西方向に進んでいます。
予想天気図によると、今後もしばらくは北西方向に進み、あす31日(月)午後9時にはフィリピンの東海上で、中心気圧1002hPaとやや発達する見込みです。
海水温が台風に発達するには充分な30度近いことから、今後の発達が気になりますね。
日本の南海上へ北上する恐れがあるので、今後の動きに注意しましょう。
気象庁:台風2021の情報
「台風のたまご」とは台風になりそうな熱帯低気圧のことを指しますが、気象庁では今後24時間以内に台風に発達しそうな熱帯低気圧だけを発表します。
もちろん気象庁では発表こそしませんが、常にアジア海域の海水温や気象情報を監視・解析しています。
日本の台風予測の精度は高く、アジア圏各国の気象予報の参考にされているほどなのです。
ウェザーニュースの情報
ウェザーニュースの情報を見てみましょう!
【動画】24時間以内に台風発生の可能性 次に発生すると「台風3号」
5月30日9時現在、カロリン諸島で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。
次に台風が発生すると、先月発生した台風2号に続く「台風3号」と呼ばれます。 pic.twitter.com/EHbacX43o8— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) May 30, 2021
フィリピンの南東海上(カロリン諸島)付近で熱帯低気圧の雲の渦巻きがあります。
この雲が温帯低気圧となってだんだんと発達しながら向こう24時間以内に台風になる予想です。
その後、北上して勢力が強まるとの予想です。
6月1日〜2日の予想勢力
- 中心気圧996 hPa
- 最大風速20 M
台風になれば台風3号になります。
この台風3号は、日本で雨や風が強まるなどの直接的な影響はないそうです。
ただ、湿った空気が流れ込むと梅雨前線の活動が活発化する恐れもある為、大雨になる可能性もあります。
想定される最新の情報に十分ご注意ください。
米軍(JTWC):2021年台風2号の情報
アメリカ・ハワイの米軍合同台風警報センター(JTWC)による予想を見て見ましょう!
JTWCの予報期間は日本の気象庁と同じく5日間予報です。また、更新頻度は6時間おきになります。
画像引用元:Joint Typhoon Warning Center (JTWC)
すでに(JTWC)では台風と認識されています。
世界各国に気象機関が多数あります。
こちらはハワイ州真珠湾海軍基地にあるアメリカ国防総省の機関で、名前の通りアメリカ軍に向けた気象情報機関ですが、一般の人でも見ることができます。
その中でも「米軍合同台風警報センター(JTWC)」は最も信頼されている気象機関だと言われています。
私個人的には、日本の気象庁も勝とも劣らないと思っていますけどね。
JTWCは海外サイトなので、少し難しくて分かりにくいかもしれませんが、慣れてしまえば分かりやすいです。
見るところは日本近海だけなので「TC Warning Graphic」をクリックすれば台風の予測進路を見ることができます。
図の見方は下記を参考にしてください。
- 黄色(LOW):台風の発生は24時間以内には起こりそうにない
- オレンジ色(MEDIUM):24時間以内に台風になる可能性は高まっているが、発達には24時間以上かかる可能性が高い
- 赤(HIGH):24時間以内に台風に発達する確率が高い事を示しています。
- 水色(SUB TOROPICAL): 熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
- 赤い矢印:熱帯低気圧・台風
台風はTY(Typhoon) 、熱帯低気圧はTD(Tropical Depression)と表記されています。
衛星写真により、現在発達中の台風や熱帯低気圧、低圧部などが3段階で見ることができます。
欧州中期ヨーロッパ(ECMWF):2021年台風3号情報
欧州中期ヨーロッパ予報センター(ECMWF)の予測を見てみましょう!
ECMWFの予報ではウェザーニュースで6月1日〜2日を見ても、日本の南海上で「緑の濃い地域」は確認できません。
画像引用元:欧州中期ヨーロッパセンター
欧州地域の22か国が加盟する国際組織で作られ、スーパーコンピュータによる予報により「世界一の数値予報精度」と言われています。
こちらはもともとは、気候に大きく左右される農業用を目的とされているので、長いスパンの中期予報が出されているのが特徴です。
米軍合同台風警報センター(JTWC)の予報と同じく、世界中の気象予報の中でも信頼できる気象予報の一つです
しかし、気象庁や米軍(JTWC)の予報が5日後までなのに対して、ECMWFは10日間予報になるので、先の日付になると少し精度が落ちると言われています。
このようにECMWFは等圧線の表示で台風の位置を把握できて、カラーで風速が表現されているので分かりやすいですね。
JTWCもECMWFも協定世界時間なので、日本時間で見るには9時間進めた時間で見てくださいね。
ところで、JTWCで日付を進めてみると、台風より気になるのは6月5日の予想画像です。
まるで台風のような天気図になっています。
画像引用元:欧州中期ヨーロッパセンター
台風の定義は『台風が存在する場所』と『最大風速』に関係しています。
- 赤道より北側で東経180度より西側の北西太平洋、もしくは南シナ海に存在している『熱帯低気圧』である。
- 低気圧域内の10分間の最大風速が、『約17m/s以上』である。
この2つが揃って「台風」と呼ばれます。
中緯度で発生する前線つきの低気圧の「温帯低気圧」は「台風」とは呼びません。
台風と呼ばれなくても「台風レベルの暴風雨になる」こともあるので注意しましょう。
windy:2021年台風3号の情報
Windyで日本の南の海上の様子を見てみましょう!
引用元:Windy
気象サービスのWindyは天気予報サービスを自動更新付きでみることができるので、常にリアルタイムで最新情報を確認できます!
▶︎マークをクリックすると時間の経過を見ることができます。
そこでwindyで6月4日の雨や風を確認してみると、やはり4日(金)の午後から5日(土)にかけて天気が荒れる予想になっています。
windyは風・雲・気温・雨・波・気圧などのリアルタイムデータをマップ上に視覚的に確認することができます。
なにより10日前後先までの予測データをシミュレートできるのがいいですね!
2021年台風3号の名前
2021年の台風3号の名前は【チョーイワン】です。
こちらは香港が命名したもので意味は彩雲という雲のことです。さて、彩雲とはどんな雲のことなのでしょう?
気になる方はこちらの記事もどうぞご覧ください。
追記:台風3号の最新6月4日情報
まとめ
【台風3号2021たまご最新情報と進路予想!関東大雨の恐れはいつ?【チョーイワン】をまとめました。
24時間以内に台風に発達する予想です。最新の情報が入り次第お知らせします。